出口湯

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開店:  16:00
閉店:  22:30
定休日: 火
住所: 名古屋市千種区今池3丁目36-10
電話:  052-731-2754

調査日:2003/02/23(日)

 外観からしてかなり年季の入った銭湯だ。 古い民家のような入り口を入ると番台が。 
ゲタバコは入って左手、番台目の前にドリンクの冷蔵庫。名古屋牛乳である。 
ロッカーは真ん中がガラスになっている名古屋レトロ定番のもの。 
脱衣場全体的におばあちゃんの家的な感じとでも言おうか。
煩雑であるが年配の人は家庭的な雰囲気で落ち着くかもしれない。 

洗い場あたりはやや天井が低くなっている。 
そうだ、ここの脱衣場の天井は全体的に低いのだ。 浴室は狭め。 はいって壁面側に一列に洗い場。
8個だったとおもう。

 男女仕切りに手前からジェットに発泡の連結、デンキ、白湯が隙間なく一列に並ぶ。 
入ってすぐだけはボディーシャワーになっている。 

 湯温は快適。 だがなぜか猛烈に混雑していた。 午後5時ごろの早めを狙ったのだが、
近所のお年よりがどんどんやってきて、次に学生さんがどんどんやってきて、驚くほど人が来る。 
不思議だ。 さすがにこの人数が入るときついかもしれない。
 実は、開店してから1時間くらいは、一番湯を狙って大勢のお客が訪れるのは特にレトロな銭湯では
常識なのだということを忘れていた。 

 おかげでお湯の透明度は若干落ちていた気がするが、これだけの人数でもこの程度で済むというのは
 逆にスゴイ。 名古屋の入浴者の悪いところは、洗ってから入る人が少ない点にある。 かけ湯くらいは
するようだが。 

 浴室の壁面には改装前の面影が少しだけ残されている。 
古代ローマの壁面についているような紋章のレリーフが洗い場側に3個、
つきあたりの正面に羽の左右についたものが1個古いまま壁上部に残っている。 
このあたりは見所だろう。

 下半分だけ新しいタイルで改装してあり、上部〜天井は古いコンクリートのままで、時代を刻んでいるのがよくわかる。 

照明はやや暗めだったと思う。 

 最近めっきり少なくなった普通に古い銭湯かもしれない。

駐車スペースは建物の東側に1,2台ある。 ここの煙突はそれにしても特徴的だ。

ピンぼけしてしまった、、夕方でも取れるデジカメがほしいです、、
 と、このように途中で継ぎ足したような形状でワイヤーで吊られている。
この形状は、南区の山田温泉にやや似ている。

 番台のおばちゃんもカンジが良く、後味の良い銭湯だった。
つくづく思うが、番台の人柄は印象を大きく左右する。 ある意味建物よりも重要だと
私は考えている。 

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