<DATA> 開店: 15:30 閉店: 23:00(減灯) 24:00(閉店) 定休日: 木 住所: 名古屋市千種区古出来3丁目2-24 電話: 052-711-7616 |
調査日:2004年6月5日(土)
古出来町交差点北東角のブロック裏にある。
隣はアカバネストアという食品スーパーがあり、なんとなく店舗と繋がったような印象が
地域密着の雰囲気を生んでいる。 入り口はやや奥まったところにある。
自動ドアは開店時は開け放たれ、下足箱が右手、反対側が貸しロッカーがある。
玄関の奥に半自動ドアがありロビー。半自動ドアはあけるとき手動で、あとは自動的に閉まるものだ。
ロビーは喫茶店のような雰囲気でウッディー。 入って右手がカウンターになる。
突き当たり奥は雑誌などが壁にかけられていたりしてくつろげる空間になっている。
カウンター左側、つまり奥側が女湯、カウンター右手、つまり手前側が男湯の入り口。
暖簾のくぐり、脱衣場へ入る。 白熱電球のやわらかく、しかし明るい照明がいい。
脱衣場の面積はさほど広い部類ではないだろうが快適に使える。
外壁側には白いトビラのロッカー。カギはラクダブランドの真鍮製。ゼンマイのハンドルのようなものだ。
男女仕切り側は鏡だが、テーブル下部と丈夫には白いアクリルの覆いがついた蛍光灯照明がつけられ、
2箇所に分かれている。下からの照明もあるため、フェイスケアなどがとてもしやすく良いと思った。
ドライヤーのコインシューターはテーブルの下にある。20円。 脱衣場中央には小さな机と長いす。
緩衝地帯に入る手前に体重計。 緩衝地帯にはいってすぐ右手にはトイレ。
脱衣場中央に出っ張るのは女湯側のサウナ室だろうか?この出っ張りの裏側が流しのある緩衝地帯。
流しは男女仕切り側にはりその反対側は露天風呂へ通じる引き戸。 和風な感じになっている。
引き戸をあけて通路を通ると、左手にサウナルーム。つまりサウナが露天風呂と同じオープンエアの空間にある。
サウナは 有料100円。突き当たりが露天風呂。こちらは無料。ヒノキの香りが香り、とても快適。
湯加減も申し分なく快適な露天風呂が楽しめる。
メインとなる本浴室へ戻る。
緩衝地帯の引き戸をあけてはいるとまず目にはいるのは突き当たり壁面にはめこまれた
大きな熱帯魚(海水魚だと思う)の水槽。
ブルーの照明に黄色や青のカラフルで愛嬌のある魚たちが気持ちよさそうに泳いでいる。
こういう図案のモザイクタイルの壁画はみたことがあるがここはモンモノの魚というのがいい。
浴槽レイアウトはこの水槽のある突き当たり壁面に集中する。
男女仕切り側手前に白湯、その奥はコンビネーション浴槽。
コンビ浴槽はほぼ全幅となっており、白湯の奥が男女仕切り側から噴出す寝湯。水枕付き。
その奥水槽の目の前が電気。
外壁側を背にすわり、ふくらはぎや足元に電極があり結構パワフルだが効き目がありそう。
中央あたり手前が気泡で、右側手前がジェット。奥はエステバスで強めジェットが噴出す。
それぞれは繋がった1つの大きな浴槽だが、区画がわかるように手すりがつけられている。
湯につかりながら魚をながめているとのんびりした気分になれる。
湯加減も申し分なく、レトロ銭湯ではないがこれは気に入った。
洗い場のレイアウトは外壁側と、男女仕切り側、それに中央あたりに衝立式で両面に3,5の洗い場がある。
カランはお湯と水の両方でシャワーは固定式。こちらの湯加減、湯量も使いやすいものだ。
常連客とみられる方々の会話も和やかで銭湯としてコミュニケーションの場が生きているのも感心した。
お客の年齢層は幅広く地域住民から愛されている銭湯だと感じた。
外に出て道路を歩くと、ボイラー室の様子をみることができる。
廃材が置かれていることと、煙突の形状などから、薪を利用して湯をわかしているのだろう。
重油も使っているのかもしれないがやわらかめの湯質はこのせいだったのかもしれない。
しかし、なぜ燃料が直接水にふれるわけでもなく、
水に熱を加えるだけなのに湯あたりがかわるのか本当に不思議だ。 そう思っているだけなのだろうか、、
この謎を解明された方がいたら教えて欲しいと思う。
話が脱線したが、ここはオススメの銭湯にしたい。 駐車場も近くにあるので車でもOKだ。