銭湯へ行ってみよう 



ごく標準的な入浴アイテム。 桶は銭湯に置いてあるので必ずしも持っていく必要はないだろう。

Step1 入浴用品を準備する  

 はっきり言ってしまうと、銭湯は手ぶらでも行ける。 石鹸、ヒゲソリ、タオル、シャンプーなど
入浴に必用なものは番台、あるいはカウンターで購入できる。 石鹸、ヒゲソリは数十円、タオルは大体250円程度。
 だが自分にとって使いやすい、使い慣れたもので入るのがやはり快適だ。 それらを持っていくだけで良い。
 歩いて行ける至近距離の場合、手桶に石鹸やタオルなどを入れていくのも粋ってヤツだ。 だが桶は大抵銭湯に
 常備されている。 そこで登場するのが上の写真のようなプラかごである。 100円ショップで売っている。
銭湯へ行くと多くのお客がこの方法で入浴セットを持ってきている。

 中には何が必要だろうか、、

 ●タオル(普通のタオル。バスタオルを持ってくる人は殆どいない。1枚で入るのが普通)
 ●石鹸&石鹸ケース あるいは ボディーシャンプー
 ●シャンプー 必要な人はリンス
 ●ヒゲソリ(男性の場合。 風呂屋で剃るのは気持ちが良いものだ。電気カミソリ派の人もお試しあれ)
 ●シェービングフォーム
 ●アフターシェ-ブローション

   これらをプラかごに入れていこう。 ビニール袋に着替えを入れていく人もいる。

 ●お金 

  【注意】
   絶対に大金を持っていかないようにしよう。名古屋の平成15年現在の入浴料金は380円。
   ドリンク(牛乳等)が最も高いところで120円。 ドライヤー使用料が大抵は20円。
   小銭を用意して出かけよう。

 モノの準備がととのったら次は銭湯を探す。



Step2 行きたい銭湯を探す
 

 最寄に銭湯があるならばまずはそこへ行ってみよう。 

 また現在のところ、愛知県の浴場組合のHPなどが存在しない為、銭湯を探す一助になればと当HPのリストは用意された。
 行きたい地区のリストから銭湯を探そう。 行きたい銭湯が決まったら、MapFan等の地図サービスで位置を確認。
 住所欄をカット&ペースとして使うことができる
  (近日MapFanのリンクサービスを使いリストから地図を参照できるようにする予定です)

 営業時間や定休日は当サイトにあればそれを参考にして頂き、ない場合は電話帳で探して尋ねてみる。
時折定休日や営業時間が変更される場合があるのでリストと合わないものを見つけたら是非ご連絡ください。
場所を確認したら入浴セットを持って出かけよう!

 出かける際、自転車、バイクがオススメ。遠くの場合は車となるが、その場合駐車スペースがない銭湯の場合、
駐車違反とならないようご注意を。(名古屋はジャマにならないところのほうがむしろ取り締まりが厳しいのだ)



       

Step3 銭湯に到着

 銭湯に到着しました。 初めての場合結構緊張するという声を聞きます。 ですがおそらく貴方の心配はここまでです。
下足箱に靴を入れカギを引き抜きポケットへ。

男湯、女湯の入り口を間違えないように引き戸を開けよう。 すると大抵はすぐに番台がある。そこで380円を支払うと
 大抵は丁寧に挨拶を交わしてくれる。(稀に無愛想なところもあるが、、、) するとそこはすぐ脱衣場だ。
だれもが何も気にしないでサッと服を脱いでいる。 ここでは恥ずかしいとかそういう感覚は不要なのだ。
空いているロッカーをさがして潔く服を脱いでロッカーにしまいロック。 カギは手首につけても良い。

 浴室の入り口手前に大抵桶が積んであるので1つ桶をとり浴室へ。

 空いている洗い場を探して場所を確保しよう。 もし混雑している場合は場所のキープはやめて、洗い終わったら
 次の人にあけてあげるのが親切だ。 まずかけ湯をし、入浴する前に体を洗うようにしたい。
 名古屋の銭湯で私が気になることは、東京の銭湯にくらべて、洗ってから入る人が少ない点にある。
 これは東京人を見習いたい。 なお古い銭湯の場合、洗い場は男女仕切り側の中央寄りがオススメ。
 外壁側は構造上シャワーやお湯がぬるい場合が多いためだ。 洗う場合にお湯をおとなりに勢いよくかけてしまったり
 迷惑にならないように気をつけてほしい。 

 銭湯に気持ちよくはいるコツは、ずばり自分のマナーにある。

 細かい作法や暗黙の了解は一度でも銭湯へ行けば、周りの人たちを観察すると分かってくるので割愛する。
 とにかく人が困ることはしない。 次の人のことを考える これさえできれば良いというだけのことだ。

 洗い終わったらあとは存分に湯を楽しんでいただきたい。
 となりに誰か入っていたら雑談でも初めてみると面白い。 近所の古い銭湯は知らないか?とか自分は初めてなんだが
 〜などと、話していくと見知らぬ人もここでは垣根が無いということがよくわかる。 稀に刺青をした方もおとずれるが
 別に気に意識する必要はない。 大抵は礼儀正しく、入浴マナーも若年層よりずっと良い。 雑談に花が咲くこともある。
 ここでは誰もが最もベーシックな人間の状態なのだ。 同じ銭湯につづけて数日行くと、同じ顔ぶれに会うだろう。
 挨拶を交わしていくうちに貴方はその銭湯の常連の仲間入りをしているはずだ。


Step4 入浴後

 浴室から出る前に体をある程度拭いてから出るようにしよう。 ベタベタにぬれた状態で脱衣場へ出るのは
迷惑となる上に通っぽくない。 名古屋の銭湯の場合は浴室と脱衣場の間に、体を拭くための流しのあるスペースがある
ここで拭くこともできるが中で拭く習慣をつけると、名古屋以外の地域の銭湯でもはずかしい思いをしなくて済むにちがいない。

 最低限下着を身に着けたら、ドリンクコーナーお好みの飲み物を。大抵は価格表がちかくに貼ってある。無い場合は
 冷蔵庫から瓶を取り出し、番台へもっていけば値段を言ってくれる。 気の利いた銭湯だとここで栓を抜いてくれたりする場合もある。
 風呂上りの一杯は最高だ。 まさにこの瞬間の為に銭湯へ行きたくなることもある。
 腰に手をおいて牛乳を飲み干すなどオヤジくさいといわれるかもしれないが、自然とあのスタイルをキめてしまうものだ。

 銭湯は気に入っていただけただろうか? よしもっと銭湯へ行くぞ!という方、番台で共通入浴回数券をお求めになることを
 オススメする。 現在名古屋市が物価統制令で定める入浴料金は380円。 だが10枚の回数券は3500円だから
 これは随分安くなる。 一応愛知県内全域で使うことができるようになっている。 

 あらてめて文にするようなことでもなかったかもしれないが、どんなものかを事前に知っていると、はじめての方も
 とっつきやすいのではないかと思い書いてみた。 もしお気に入りの銭湯を発見されたら教えて下さい。


戻る