観音湯

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開店:  15:30
閉店:  22:30
定休日: 月
住所: 名古屋市南区六条2-40
電話:  052-692-8001

調査日:2003/10/22

 道徳界隈は銭湯が本当に密集している。 
道徳公園の西の道を南下、しばらく行き右手にはいったところにある。 佇まいは昭和中期の感じ。
表面は手が入っており現代風の印象だ。 

観音湯付近の様子。 一方通行を右側にはいると入り口正面となる。

左が男湯、右が女湯の引き戸をひらいてはいると直ぐに番台。 
壁や天井はビジネスホテル風のイメージに改装されている。 ブラウンを基調としたものだ。 
男女仕切りは凸凹になっており鏡がはまるタイプ。 

 ロッカーは外壁沿いにアクリル蓋の近代的なものが並ぶ。土間をはさんで外壁側がトイレ。 
余談だがトイレはチリ紙だった。 

脱衣場と浴室の間には名古屋的レイアウトだと小さい中庭があるが、
ここは改装時ルーバー窓にしたため確認しにくいが浴室側からその存在が分かる。 
左に流し、右にラドン浴室をみながら浴室へ。 

 ちょっといままでにない印象だ。 入るとすぐに目に入るのが通常壁画のある部分には
等身大の裸婦全身像がはめこまれており、なにか芸術性を感じさせるものがある。 
天井は山形で結構高め。 中央に蒸気抜きがあるのは普通だが、
それぞれの面に3つづつ採光用のスリット窓が配置され、白地の天井に窓枠が黄色い縁取りがなされている。 
明るい時間に行ったならば光が差し込み気持ちが良いかもしれない。 

 レイアウトもやや特殊。 すべての浴槽が手前右側に寄ってくっついている。中央に主浴槽があり、
奥には衝立がつくりつけられている。その背面が洗い場。 四方に段のついた白湯である。
湯温度は名古屋的に快適な温度。

 白湯の浴槽が食い込むようなカタチになって男女仕切り側から白湯手前にL字に回りこむ形状のコンビ浴槽。 
仕切り側を背にして2連のジェット、白湯出入り口側は気泡風呂。
湯口は白湯と面している角に円柱状のものがつきだしている。湯口は金網になっており中に石がつまっている。
この湯は「バイタル温泉」とかかれておりここにはおそらく麦飯石が入っているのだろう。 

 この浴槽のさらに手前にデンキ湯。後ろに窓があるので見てみるとそこが中庭になっていた。 
デンキ湯の横、つまり中庭の横にはラドン浴室が別室になっている。
通常ここはサウナが配置されている場所だ。 有料。 ラドン浴室からは庭がよく見えるようにガラス窓がついている。 

 洗い場は外壁にコの字に配置される。 通常石鹸などを置く段差までの部分はウッディーな色合の大きめなタイルで現代風。 
カランやシャワーの湯温、出もまずまずで問題ない。  

 ドリンク冷蔵庫は番台の前。名古屋牛乳80円。安目の設定で良心的。 メガネの温厚な感じのおばさんが良い印象だ。 
番台の印象も銭湯の評価として大きなポイントではなかろうか。 

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