敷島湯(資)

<DATA>
開店:  16:00
閉店:  20:30
定休日: 土
住所: 名古屋市南区道徳新4-106
電話:  052-692-3981

調査日:2003/11/2(日)

ここは久しぶりにキた!というレトロ感満載の銭湯であった。やや入り口から薄暗い印象があるが、
なんというか、戦前をイメージしてしまうようなものがある。主観的な感想だが。 この入り口の引き戸がたまらない。 
すりガラスに文字抜きで「敷島湯」と書かれている。 

中にはいると左手に受付というか番台というか、、という感じのカウンター。
木造の駅舎の駅員詰め所か売店のようなここもまたシブいものだ。 
料金をはらいすぐ奥で左右にわかれる。左が女湯、右が男湯。
 ここは外観から間違いなく脱衣場を見渡せる番台かと思ったが、そうではなかった。
左右に分かれた後、つきあたりにゲタバコ。木製で金属に穴の空いた蓋のずらりとならぶ名古屋では定番のもの。手前にザラ板がひいてある。 

この脱衣場は、、、タマラン!このレトロ具合。今までに回ったどの銭湯よりも手付かずのそのままなのだ。 
めずらしく床にゴザが引いてない。 つまり木の床そのまま。昔の木造校舎のようだ。 
当然ながらロッカーは木製で、中央がガラスになっているもの。 天井は結構高い。 
上部に「ぢ」の古い看板があったりとにもかくにもここは一つの見所だろう。 
脱衣場奥、浴室へつながる部分には左手にちょっとした池がつくってある。残念ながら金魚などはいなかった。
右手には流し。この流しの部分はおくまっていてガラス窓がついている。

浴室への入り口は引き戸ではなくドア。ノブがとれているがそのまま押すだけだ。 

浴室は、、、キタ!名古屋でも珍しい円形の浴槽。 これは下乃一色にあったエビス湯、新元湯にあるのと同じタイプだ。 
そういえば、浴室のコンクリートの感じとか、カランの形状とかエビス湯に似ている。同じ頃に立てられたものなのだろうか、、 
脱衣場とことなり浴室は照明がしっかりしていてかなり明るい。 

古いながらも掃除がしっかりされているのでタイルの目地などはしっかり白い。
壁はコンクリートで、突き当り壁面上部には桜の花のマークが2つさくらいろに造形されている。これも古いものだろう。
下部にはモザイクタイルでパターンが装飾される。この部分はやや新しい。

 それにしても浴室は見所があったのに長湯なお客さんがいたので写真がとれず残念であった。

 センター浴槽の白湯は円形のもの。 やや細かいタイルで張られる。 
つきあたり奥の壁面下には左から2連のジェット(男女仕切り側から横に噴出す)、ミネラル温浴。
この浴槽の右側はL字配置の電極を持つデンキ湯だ。 湯温度はジェット、ミネラル、白湯の順になっている。
円形の白湯が一番温度が高い。どの浴槽の温度管理もバッチリだ。 

 カランは、、これはもうここしかないのでは、、というほど古い蛇口。プラスティックの取手などではなく、
真鍮製で、レバーに「ゆ」の彫り文字。ハンドルというよりまさにレバーだ。 
いくつかカランの出がひどく悪いものがあるが、補修後からずっと直して使い続けているのだろう。

 オススメポジションは入って左側の列の手前から3つ目。 シャワーはふつう出口のすぐ根元にコックがあるのだが
ここは鏡のしたにコックではなくバルブがついている。 慣れるまでちょっと手間取ってしまうかも。 

 カランが場所によってかなり弱いので背後にある丸い白湯から桶で湯をすくって流したりしているのは常連さんだ。 
自分も浴槽の湯を使う派なので自然とそういう動きをしてしまったが、若いお客さんはどうしようか戸惑っていたようだった。 

 ドリンク類は大塚製薬。オロナミンC100円。 

 営業時間が記載されておらいずうかがってみた。寡黙な感じのご主人。ちょっと愛想がないが、
なんというかガンコオヤジってイメージで悪い気はしなかった。 

 レトロ銭湯を求める向きにはお勧めである。早めにおとずれたほうが良いかもしれない。

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