<DATA> 開店: 16:00 閉店: 23:00 定休日: 月 住所: 名古屋市瑞穂区亀城町1-7 付近 電話: 電話帳に記載なし |
調査日:2003/1/? 再調査2003年5月
古風な下町風銭湯。 雁道商店街入り口(西側41号線側)から近い。
割と利用されているようで浴室はリニューアルされている。
私ツチノコハンターが恐らく最も利用している銭湯である。 派手さもないが妙に落ち着けるところが
気に入っているのかもしれない。 自転車が結構止めてあることからも分かるように、まずまずの数の
利用客がいるようで、地域での支持率は高そうだ。
(内部写真はお客さんが写らないようなタイミングを狙って行っています。
基本的に営業の邪魔にならないよう、沢山お客が居る時は断念するようにしている。)
入り口は台形にはりだし、中にそれぞれ男女の入り口がある。向かって右が女湯、左が男湯だ。
暖簾は外側の入り口にかかる。 駐車スペースは建物の前に2台程度駐車できそうだ。
昭和12年より営業。 幾度か建て直し現在にいたっている。昔は浴室にモザイクタイル絵があり、
サウナの部分には中庭もあったのだそうだ。 下の写真はサウナ室とその上部に残った
モザイクタイル絵。 暑い日だったので天井扇が回っていた。 残っているところはまだあるが、
現役でこれが回っているところは少ないかもしれない。
脱衣場と洗い場の間には、名古屋典型のレイアウトで外壁側に流し、男女仕切り側に
サウナがある。 水風呂はサウナ室の裏側で、浴室との間にある。
こじんまりとしているがレトロ感と装備の充実感のバランスが良いのではなかろうか。
サウナは追加料金が必要なところが多いがここは無料。 ありがたい。サウナ室への入り口は
緩衝地帯から繋がる、裏側。(ということは緩衝地帯が結構広いことになる)
もちろん番台式で、適度に手が入りながらも、レトロ銭湯に必要なアイテムは揃っている。
牛乳が紙栓のものではなく、明治牛乳のプラキャップになったのはちょっとだけ惜しい。
タイル絵は昔の日本的な情景。 サウナ室の屋根がちょっともったいない位置だが、
これを改装時にも残したのはうれしいことだ。 浴室にもあったら最高なのだが。
ロッカーは木製で昔からのものであることがわかるが、蓋の部分だけはスモークアクリルに
交換されている。 トイレは外壁寄り入り口側にある。明るい時間に入ると、やけに
平和な空気でいいものだ。
浴室はさほど広い部類ではないが、明るく、清潔で気持ちが良い。
外観から想像するよりずっと近代的なものだ。
浴槽レイアウトは、手前から浅い白湯、次が左右に段差がついている深めの白湯でここが
一丸温度が高い。 その奥が電気。パワーは中の上。
斜めにずれたいちに、男女仕切り側から噴出すジェット&バイブラに、
その奥にはうたせ湯(スイッチ式)がある。 閉店近い時間でも湯の透明度も高く、
明るい時間に行くと、写真のように開放感があり、これはまた気持ちが良い。
天井は四角錘型で中央に正方形の湯気抜き。
名古屋的には「いい湯」というべき湯加減かな。
きわめて主観的だがここの湯加減は気に入っている。
湯温も快適で決してぬるいわけではないが、長湯もできるし、湯あたりしがちな人には
安心しておすすめできるかと思う。
閉店近い時間は、商店街の店主らが就業後通っているようだ。
浴室は清潔で客のマナーも良いように思う。
レトロと快適の両立という点でオススメ銭湯の一つだ。
ちょうど左隣が酒屋さんで、こちらの銭湯が閉まるまではやっている。
車をつかわずに行って、帰りに缶ビール片手に帰るなんて夏場はとても気持ち良さそうだ。
(実際自分はそれをやりました。 たいへん贅沢な時間を満喫しているように感じた。
湯上りの夏の夜空ってなんかすがすがしいんすよね、)