東栄温泉

<DATA>
開店:  16:00
閉店:  24:00
定休日: 金
住所: 名古屋市瑞穂区東栄4-23-3 
電話:  052-852-5713

調査日: 2003/08/13(火) (2003.02.11撮影)

最近リニューアルしてとてもキレイになった。 
1本入った何気ないところにあり、穴場かもしれない。 

 入り口から浴室のタイルも改装されているが、建て直しをしたわけではなく、
肝心なところはキチンと残しているのが嬉しい。 

 先ず入り口は近代的な玄関。左右にアクリル戸のゲタバコ、台形の玄関で、左が男湯、右が女湯。
扉はアーチ窓のついた美容院のような感じ。 
 中に入ると中央にカウンター、向かって左にTVとちょっとした机と椅子、ドリンク冷蔵庫。 
おそらく以前は番台であったと思われるレイアウトだ。 

 さて、のれんをくぐり脱衣場へ。 典型的な名古屋スタイル。 
脱衣場と浴室の間の流しの中央側にはこじんまりとした中庭もあるが、ただの吹き抜けといった感じで
外にでたり眺めたりというものではない。おそらく以前はそうなっていたと思われるが、
改装でなごりだけがのこったのではと思う。 反対側は例によってサウナ。 50円で安い。 

 さて注目すべきは浴室だ。 タイルも目新しくはりかえられ、改装されて面白くないかとおもったが、
タイル絵の壁画はいじらずに、あるいは改装てさらにあたらしく作り直したのか健在である。 
水車と山渓画で比較的面積も大きく見所である。 

 守山にある寿浴場のごとく、正方形の細かいタイルではなく、不定形の砕いたような形状のタイルで描かれている。 
正方形の細かいタイルはもう作っていないらしいので、こういう方法でモザイクタイル絵も生き残れるのかもしれない。

 浴槽は手前から深めで左右に座る段のついた白湯、奥が浅めの白湯、壁側に壁を背にして寝そべる形の3連ジェット、
右側が薬湯兼ON/OFF式の電気。 結構パワフルだが我慢できないほどではない。 

 湯温度は名古屋標準的なものだが決してぬるいというわけではない。 洗い場は左右に2列。 
シャワーやカランの湯量も満足のできるものだ。 

 近所の人達でにぎわっており、今後さびれていくのでは、という不安感がないのがいい。 
毎日利用するにも良いと思う。 名古屋市博物館、瑞穂図書館から近いので、博物館ついでに行ってみてはいかがだろうか。


戻る