<DATA> 開店: 16:00 閉店: 23:00 定休日: 土 住所: 名古屋市守山区町北23-1 電話: 052-791-2757 |
調査日:2003/2/17(月)
看板などがなく見つけにくいが、ここも伝統的銭湯。
とにかく全てが典型的な名古屋銭湯で、入り口から受ける印象より中は広くあるべきものは全てあるという感じ。
入り口が二重になっており、民家のような引き戸をあけると左が女湯、右が男湯の引き戸がまたあり、番台。
ゲタバコは金属で穴の空いたもので、喜多山温泉と同様のタイプ。
脱衣場は広く明るい。白く塗られた格天井に木造ならではのあたたかみ。
中央のついたてには鏡が張ってあり、「シャープのカラーテレビ」など時代を感じさせる広告が。
鏡の上部に明るい照明のはいった広告灯看板で、今は「貴重品は番台に」となっている。
脱衣場にはゆったりした椅子に雑誌などがありかなりくつろげる。
<画像提供:愛知県漂流 阿部様>
脱衣場と風呂場との間は例によって洗い場だが、ここも双方にトビラがあり、
洗い場は完全に独立した部屋のようになる。 ここも照明がはいっていて明るい。
浴室に椅子がないのだが、これは脱衣場のドライヤー下や、洗い場下に積んであるので忘れずに持って入ってほしい。
浴室がまたいい。 山型の天井に明るい照明。 古いのだが清潔に保たれている。
下手に改装せずに保持されているのは貴重だ。
<画像提供:愛知県漂流 阿部様>
浴槽はL字にレイアウトされており、正面の壁面下も一列洗い場。 ちょうど浴槽を囲むようになっている。
壁面には男女ブチ抜きのきれいなサンゴ礁に熱帯魚のモザイクタイル絵。
名古屋でもこれだけ典型的な浴室が残っているところは少なくなった。
<画像提供:愛知県漂流 阿部様>
浴槽は正面から白湯、手前が子供用に浅いところ、置くが左右に段があり座れるようになっている。
湯温はやや高いが東京ほどではない。次がバイブラ。白湯側から壁面側にむかって噴射。
小さいツイ立てを経てL字に折れ曲がりそこはデンキ湯。
めずらしく電気は微弱。折れ曲がって男女仕切りとの間には小さな薬湯。バスクリンだったがここが一番湯温が高い。
広々し、明るく満足感が高かった。 風呂上りも脱衣場でなぜかゆっくりできる静かな銭湯。
番台のご主人も丁寧に挨拶をお客に交わし、心も温かくなる気がした。これが実はとても大事だと思う。
是非応援したい銭湯の代表格に挙げたい。
なお、内部写真を借用させて頂いた、愛知県漂流内銭湯コンテンツにはさらに詳細なるレポートが書かれています。
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