<DATA> 開店: 15:00 閉店: 23:00 定休日: 水 住所: 名古屋市中川区大塩町3丁目75 電話: 052-352-0680 |
調査日:2003/4/14(火)
遠くから見るとビル銭湯のように見えるが入り口はいたってレトロ。
懐かしいパターンのすりガラスのはまった木の引き戸が台形に凹んだ入り口。
「殿方」「御夫人」のガラスにはいった字体もなにかしらレトロだ。
入り口から、脱衣場の玄関あたりの古めのタイルワークはちょっと和食屋さんのような
上品な使い方がされている。 番台や衝立など定番のレトロなもの。 比較的広めの銭湯だ。
ロッカーは窓のない現代的なもの。壁などの化粧板ベニヤの模様もなにか懐かしいものだ。
左右一杯に幅をとった洗い場をへて浴室へ。洗い場は左右にある。
真ん中に奥に一直線に並ぶセンター浴槽。
手前から、浅めの白湯、低めの仕切りがあって、バイブラ、奥がジェットの浴槽、
その奥が電気で適度な強さ。 男女仕切り側にオフセットして配置された白湯の主浴槽。
四隅が段差になっており座れる。左右に長いが、短辺側にでも足を伸ばせるだけの広さがある。
洗い場は浴室左右に2列にレイアウトされている。 カラン、シャワーの湯量も温度も適度なものだ。
湯加減も適度で長湯もできるがぬるすぎることもない。
壁画などはないが、つきあたりの壁はほぼ全面窓になっており、奥の庭が見えるようになっている。 これは明るい時にいったら気持ちが良いのではないだろうか。
天上は山型で緑色にきれいにペイントされている。随所のタイルが細かいもので、
そう新しいものではなさそうだが、清潔感は群を抜く。
湯の透明度も客の数をものともせず非常に高く、管理のよさを物語る。
お客が比較的若く、働き盛りのおじさんや、大学生くらいのお客が洗い場を埋めるほどにきていた。
これは通常銭湯ではスゴイことである。
ドリンク類は明治牛乳。100円。休憩できるように、椅子や丸い机など比較的新しい、
家庭の居間にありそうな家具がありがたい。結構ゆっくりできた気がした。
それほどマニアを喜ばせる超レトロな部分や壁画があるわけでもないが、
普通にまた行ってみたい銭湯の一つになった。