(資)長筬温泉

<DATA>
開店:  16:00
閉店:  23:00
定休日: 水
住所: 名古屋市中村区長筬町6丁目16 
電話:  052-411-5240

調査日:2004/2/20(金)

名豊温泉のすぐ近くにある銭湯。本当に2,3ブロック離れているだけだ。 
道をはさんでファミリーマートがあり、その横に駐車場もあるので車でも安心。 
佇まいは紛れも泣く昭和という印象。(夜間で照明が足りないので撮影は昼間の営業時間外なのを
お許しいただきたい) めちゃくちゃレトロというわけでもないが、近代というクールなイメージでもない。 
昭和中期だろう。建物は木造のようだ。 

 入り口は引き戸で左が男湯、右が女湯。 引き戸をあけるとwすぐに番台という名古屋でよくあるパターンだ。 
脱衣場は結構広い。 番台の横、道路の面には一面に下足箱、そして番台脇、外壁面も下足箱で、
金属蓋に穴の空いた定番タイプ。
 ロッカーは中央にガラスがはめ込まれたものではなく、木目調の化粧板のはられた木製のもの。

 脱衣場中央には机とそれを囲むように椅子がおかれている。 
天井などは白く新たに表面を塗装したか、手直ししたカンジだ。 
それにしてもよく整理整頓され、細部の清潔感が高い。
ややレトロだがよく手入れされていることがすぐに分かった。 

 脱衣場と浴室の間の緩衝地帯がちょっと名古屋の他と違った印象。 
オープンな印象で、脱衣場の浴室よりが一定の幅タイル貼りになっており、
外壁側と男女仕切り側の双方に豆タイル貼りの流しと、ほんとうにちょっとした
出っ張りがついているだけである。 

 浴室との壁は窓ガラスが多く、東京の銭湯のように脱衣場からの見通しが良い。
これは開放感があるばかりではなく、番台が万が一の事故を早期に発見できるので安心感がある。 
私は、番台というシステムは安全面、防犯面で推奨派だ 

 浴室へ入る。 こちらも清潔。 完全なセンター浴槽で、T字になっている。 
手前が長細く置くが横に広がる。

 手前から、白湯、奥は右が電気で左がジェット&気泡。 というシンプルなもの。 
白湯は手前と奥に分かれるよう左右に出っ張りがあり、奥がほんの少しだけ深いようだ。 
温度はこの浴槽がもっとも温度が高い。 名古屋の標準よりほんの少しだけ高いといった程度である。
私好みの湯加減だ。

 電気のパワーはやや強めで周波数が高め。 ジェットは電気湯側を背にして噴出す。 
反対側は気泡が下から出ている。 天井は山形で中央に四角い湯気抜き。 
山形の頂点に縦に梁が走る。天井も白っぽく、浴室タイルもサブロクサイズで綺麗なものだ。
浴槽のタイルは細かいもので、上部はちょうど茹でたシャコのようなシブい色のものが曲面を描くフチの形状に
合わせて丁寧に張られている。こちらも手入れがしっかりなされ、気持ちが良かった。

 洗い場はこの浴槽をとりかこむように脱衣場面以外の3面にある。湯のみのカランが男女仕切り側。 
シャワーの温度も申し分無い。やや出が細い気がしたがレトロ銭湯ではおおむね納得レベル。 

 閉店前1時間あたりだったが、お客さんは5,6人いて今もしっかり利用されている銭湯のようだ。
ドリンクはメイトー牛乳。コーヒー100円。 

いい湯であった。 湯を出てから冬だというのに汗がでてきて、本当に代謝がよくなったことを体感できた。

戻る