建物がカッコイイ、そして番台は楽しい。

広見湯

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開店: 16:30
閉店: 22:00
定休日:水
住所: 愛知県江南市古知野町広見104
電話:0587-56-2990


調査日:2004/02/28(土)

 江南駅のすぐ北西に位置する銭湯。江南市内には栄湯とあわせて2件のみになってしまった。 
外観がものすごく味だ。 (上の写真は以前に定休日だった時のもの。夕方の日差しを浴びるとまた造形が映える)
モルタルの外壁だから大したことないですよ、と番台の女将さんがおっしゃるが、そんなことはない、
ものすごくカッコイイのだ。 左が女湯、右が男湯。駐車場も銭湯西側に数台分完備している。 

もちろん営業日には暖簾が下がる。定休日は「本日休業」だがやっている日は

「本日お湯あります」なのだ。 フレーズがなんとなくいい。 他のところで「明日あります」などというのは
見たことがあるが。

引き戸をあけるとすぐに脱衣場。 結構天井が高く、そして広い。 
天井は白くぬられ、中央あたりには3枚羽の天井扇がついている。まだ動くそうだがここ数年は使っていないそうだ。 
それにしても外観正面でも目立った造形である上部の窓から差し込む光がやわらかくいい感じだ。 
この感じは他の銭湯とちがうところだ。(写真をとったときには日が沈みかけてしまったが、、)

 ロッカーは木製だが白っぽい化粧板が使われやや新しめ。だが下足箱は木製で蓋も木。 
脱衣場中央には長いすが置かれている。 
男女仕切りの鏡の前にはアイスクリームなどを入れるのと同様の形状の上がガラスになったもの。
森永牛乳。80円。その隣が懐かしいタイプのマッサージ椅子。 

緩衝地帯上部にはガラスで彫りが入ったものが使われている。「同年会」とかかれていた。 
その奥の部分がモザイクタイル絵になっており、松原に富士山と帆船。かなり状態がいい。
男女仕切り側に流し。流しにはアルミで中央に温泉マークと「広見湯」とかかれたアルミの桶が。 

浴室に入る。結構繁盛している。(お客が減ったところで写真を撮らせてもらいました) 
浴槽レイアウトは中央に2つ、手前と置くに分かれた白湯。 
手前が浅く子供用。奥が左右が段になった深めで熱いお湯。中部地区にしては熱めだ。
自動的に水が時々でてきて調温している。 

そして浴室つきあたり左右にわかれて2つの浴槽。外壁側が電気、L字に電極配置で結構パワフル。
男女仕切り側は突き当り壁面から噴出す2連のジェットで麦飯石湯。 こちらはセンター浴槽より温度が低め。 

 洗い場は男女仕切り面と外壁面の2列。男女仕切り上部はめずらしくスリガラスになっている。
(もちろん向こう側は見えませんよ) 
突き当り壁面上部には男女つながりで連峰に湖、そして水車小屋の巨大なモザイクタイル絵。
ここの浴室は広く清潔でそして明るい。外観から想像するよりずっと垢抜けている。
レトロと実用快適性の双方を満たしたナイスバランスの銭湯だ。 これはオススメだろう。 
(↓湯気で写真が旨く撮れず、補正で絵を引き出したがこれが限界でした。すみません)

 お客のマナーもいい。近くの栄湯と同じような客層で、大人から子供まで幅広い年齢層に愛用されている。 
カランやお湯と水の両方ついている。シャワーの温度や出も快適。 いい湯だった。 

 この銭湯はもう4代目なのだそうだ。
ずっと以前は木造で浴槽も木製で汚いってお客に言われたよって笑いながら話していた。
今のタイル張りになってもすでに40年ほどになるそうだが、タイルにしたときにはお客さんが
こりゃ綺麗になったなって大喜びしたのだそうだ。 番台の女将さんも気さくで楽しく感じが良かった。
他のお客さんとのコミュニケーションもばっちりで、銭湯のあるべき姿なのではないかと思う。
江南の銭湯2件はどちらも個人的にオススメだ。

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