<DATA> 開店: 閉店: 定休日: 住所: 神奈川県川崎市中原区下小田中1丁目13-1 電話: 044-766-4640 |
調査日:2003/09/14(日)
中原区の富士の湯とはしごで回ってみた。
建物は古いものだが、入り口、浴室等が改装され近代的な味付けになっている。
付近には会社の寮やマンションが多い地区の為、銭湯の役割は健在。 ワンルームの狭いユニットバスでは疲れは
癒せない。 私もこの付近にしばらく住んでいたことがあるのだが、銭湯の存在は本当にありがたいものだった。
そんな訳で、おそらく今日でも需要のありそうなこの地区の銭湯、若い客層にはこちらのほうがとっつきやすいのかも。
私の好みではレトロな東京型銭湯に魅力を感じるのだが、このあたりは趣味の問題だろう。
入り口を観察してみる。正面がゲタバコ、そしてカサ入れが目立つ。傘入れは下足箱にコンビされた感じで、
穴があいているタイプではなくカサが横から見える1本づついれるもの。これは珍しい。
カウンター前休憩室は入り口から左へ向いて自動ドア。ここはまだ男女共通。
奥まって休憩スペース、右に向くとカウンター。 カウンター左右に脱衣場入り口。 右が男湯、左が女湯。
脱衣場は高天井だが近代的なアイボリー色の壁紙やパターンに直されている。 ロッカーも近代的なもの。
横向きに1列胸下ほどの高さ。観葉植物も置かれる。あと外壁ぞいにL字にロッカー。
男女仕切りには洗面台。その横、カウンター寄りには熱帯魚と下の段には亀がかわれていた。
上の熱帯魚は1匹のみだが愛嬌がある。
さて浴室。 壁面も近代的なパターンのタイルに改装。だが、レイアウトは昔からやっていることをうかがわせる。
洗い場は衝立状の2列、そして左右にある東京型レイアウト。 カランはひねるタイプかとおもいきや押すタイプだった。
浴槽は奥壁面に1列にならぶ。 左白湯、ジェット、打たせ湯(といっても上からのたいぷではなく寝湯の肩部分に噴出しがあるもの)、
そして一番右が薬湯。白乳湯とあった。 湯温はかなり高い。 入り続けるのは名古屋人にはちょっとキツイ。
が、関東圏の人にはこれが快適なのだろう。みなさん気持ちよさそうにはいっていた。
桶は定番のケロリン桶。
上がりかけにたくさんの子供たちが入ってきた。 生活銭湯である。
ドリンクには牛乳がなかったようだ。(品切れだったのかも)
川崎界隈は銭湯が比較的まだ残っておりうらやましい限りだ。