鶴寿湯

<DATA>
開店:  15:45
閉店:  24:00
定休日: 火
住所: 名古屋市昭和区小桜2-2
    (環状線を北から御器所方面へ向かい、
    3本手前の服部病院を西へ入り3ブロック目)

電話:  052-733-0878

調査日:2004/03/05(金)

  現代的な外観を持つ銭湯。一見ビル銭湯のようにも見える
(実際脱衣場スペース上部は居住区で複数階になっているからそういう分類でもいいのかもしれないが、) 
入り口は北側。建物正面に向かって左寄りに入り口がある。 自動ドア。 
ここには駐車場もあり、銭湯と同じブロックの西側に3台分ほど確保されている。 

 入り口を入ってすぐ左側と右手の道路面に下足箱。アクリル蓋のもの。 
カウンターは入り口正面に横向きに配置。 番台のようにやや高い位置になっている。 
カウンターには感じのいいおばちゃんだ。(なんかおばちゃんって言い方がぴったりくる親しみやすい感じの方だ) 
カウンターの前には道路と平行にロビー。 奥のほうには椅子と机が置かれている。 
そして壁の各所が本棚になっていてちょっとなつかしいコミック本なんかがかなりの数置かれているのだ。 
こういうところは比較的若いお客さんが多い気がするが、幅広くバランスよくお客が入っているように思える。 

 カウンタの直ぐ前が女湯、奥が男湯。 脱衣場に入る。 さほど天井は高くもなく、特に低いというわけでもない。 
ロッカーは外壁側で白っぽい化粧板の蓋をもつ木製のもの。
衝立や籠など、この銭湯が長くやっていることを物語るものが随所に見られる。
脱衣場中央あたりには机。 テレビは男女仕切り上部、ロビー寄りに配置。
建物は比較的新しいがこの銭湯の歴史は長いものだろう。 

 脱衣場外壁側の緩衝地帯よりサウナルームが張り出している。サウナ室の出入り口は浴室側に斜めについている。 
サウナと反対側は流し。流しの近くにはケロリン桶がきれいに積んである。
 サウナが張り出している為か緩衝地帯は結構面積があるのだ。 サウナは特に追加料金はない。 
2,3人入れるスペースだろうか。 

 浴室へ入る。 これは意外だった。もっと天井が低く小じんまりしたものを想像していたのだが、
他の名古屋の銭湯と比較しても天井が高い部類だ。 かなり高さがある。 そして浴室も広い。 
天井は山形で湯気抜きはほんの小さいものが男女側にぽつりと開いている。 
男女仕切り中央あたりに大きなレンガのようなタイルが張られた柱が天井へと延びている。 

 浴槽レイアウトはちょっと他と違う。 メインとなる浴槽はコンビネーション浴槽で、
浴室中央あたりで始まりクランク状になり男女仕切り側で終わる。 手前はジェット&気泡。浴室へ入り一番手前にある浴槽で、
手前から奥へ噴出す。2人用。 奥は気泡。
 クランク状に折れ曲がり、男女仕切りに沿った縦長の部分は同一の浴槽だが途中で深くなっており、男女仕切りにプッシュスイッチがある。 
ハイパージェットのマッサージバスだ。スイッチを押すと1分結構強いジェットが出てくる。立って入る浴槽。 
この浴槽のさらに置くは小さい浴槽があり、そこが電気。 手前と奥に段差があり、電極はL字。ややパワフルで筋トレレベル。 

 マッサージバスと電気風呂にそって外壁側に白湯。 
温度は名古屋標準よりほんの少しだけ高めかもしれないが自分好みの温度だった。 
各所に手すりがもうけられ、年配者への配慮と思われる。こういう気遣いもいい。 

 洗い場は、男女仕切り側がマッサージバスまで(奥のほうは背後にジェットバスということになる)と、外壁側、
そして突き当り壁面の3箇所。 カランはお湯と水だがお湯は適温。シャワーの湯量や湯温度も適切だ。 
水風呂は外壁側脱衣場面にある。 サウナと水風呂は別の空間になるので、脱衣場と浴室をまたいでいる。 

 混雑しているというわけではないが、常時5、6人ほどお客が入っており、
かつだれもが静かに入浴している落ち着きのある雰囲気の銭湯だ。 
比較的遅い時間までやっているのも助かる。

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