<DATA> 開店: 15:30 閉店: 23:00 定休日: 住所: 名古屋市北区川中町12-7 電話: 052-914-0418 |
調査日:2004/2/15(日)
清水口方面から41号線を北上し、中切町の交差点を右折。すると右側にある。
通りに溶け込んでいるので見逃してしまうかもしれない。入り口は通りに面しており、左右から入るようになっている。
通りに面した面の裏側は下足箱。左が男湯、右が女湯。
下足箱の前にはザラ板がひかれておりそれぞれの入り口の前にはマットが。ん?この感触は、、
そう自動ドアの感圧マットだったのだ。
この雰囲気から自動ドアであることは連想できなかったが自動ドアですぐに番台と脱衣場なのだ。
まだ明るい時間に行ったのだが結構ご近所のみなさんで賑わっている。
番台の女将さんやご主人も気さくで感じが良い。
女湯からもご近所のおばさんらの談笑が聞こえてきて和やかな雰囲気だ。 銭湯はこうでなくては。
脱衣場レイアウトはちょっと雰囲気が変わっている。 緩衝地帯は普通通路のようになっているのだが、
ここは浴室前に平行に流しがあり、背後、つまり緩衝地帯と脱衣場はタイル張りの衝立で区分けされているが、
基本的に直接浴室のトビラがある感じだ。
外壁側は脱衣場側に飛び出したガラス張りの空間。これはサウナかミストルームか、、
中にはいってミストバスとあったが、中は薬湯でバスクリンだった。
脱衣場に戻ろう。 ロッカーはアクリル蓋で外壁側に配置。トイレは番台横の外壁面。
トイレ入り口前にドリンク冷蔵庫。牛乳の類はなく、瓶のファンタやコーラなどソフトドリンク系だ。ファンタ110円。
男女仕切りは鏡貼りで、下部はロッカーになっている。番台寄りは洗面具入れとなっていて常連用のようだ。
ロッカー上の番台前には陳列棚がおかれている。
ドライヤーはその横で10円。 コインシューターに鏡がついたタイプでなつかしい。
脱衣場中央には長いすが置かれる。
浴室へ入ろう。 思ったより広々した印象だ。 おそらくレイアウトの妙だろう。 明るく清潔な印象もいい。
浴槽レイアウトは男女仕切り側1列に配置。手前からジェット、白湯、電気。 緩衝地帯には前述の薬湯。
普通「背面」という印象となるのは突き当り壁面なのだが、ここは男女仕切りが「背面」だ。
というのも男女仕切りにモザイクタイル絵が描かれているのと、洗い場のレイアウトが突き当り壁面側にまで寄っているからだ。
ジェットは脱衣場側から噴出す2人用。 白湯は広めで、湯温度は名古屋的だが快適だ。
電気はチビチビと流れる強度でゆっくり入れる。 湯加減は名古屋人には上々だろう。
洗い場は外壁側と、突き当り壁面、そしてその前に衝立状の洗い場がありその両面。
この部分は天井が低くなっており、奥まったような感じ。 その上部はアーチを描いている。
天井は四角錘で中央に湯気抜き。 湯気抜きから明かりがもれており明るい印象を作り出している。
天井は水色にペイントされている。
モザイクタイル絵は新しいのだろう、1cm四方の細かいタイルではなく、表面が凸凹した長方形のような不定形のもので、
石鯛とかオレンジ色のカラフルな魚が描かれているサンゴ礁だ。 この絵は、、、どこかで見たことがある、、
そうだ、守山区の寿浴場にある巨大なサンゴ礁の壁画と良くにている。ひょっとしたら同じ作者なのかもしれない。
洗い場のカランは外壁側は湯のみで適温。(他の部分は観察し忘れてしまった、、)
シャワーもぬるくなく湯量もいい。これなら快適だ。 浴室タイルは近代的なものに張り替えられており新しい印象だ。
過激に近代化をしておらず、だが猛烈にレトロというわけでもない、時代の流れに合わせて維持が続けられてきた
正常進化型とでもいうべき状態なのだろう。お客のマナーもいいし、浴室も清潔で使える銭湯の一つだ。
もちろん駐車場もある。 駐車場は銭湯東側。 ご家族で行かれるにもいいだろう。